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【重慶市】劉備終焉の白帝城 三峡クルーズで史跡巡る
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中国大陸内陸部の四川省は、九寨溝(きゅうさいこう)やジャイアントパンダ保護区など、五つの世界遺産を抱える。古名を巴蜀(はしょく=巴は現在の重慶、蜀は現在の成都を中心とした地域)といい、蜀国ゆかりの文化が今も息づいている。
省都の成都はかつての蜀の都で、現在は人口1500万人を抱える中国有数の大都市だ。
成都にある「武候祠」は、蜀を建国した劉備と、劉備に仕えた諸葛亮を併せてまつる祠。「三国志の聖地」として、ファン必見の場所となっている。「武候」とは諸葛亮の死後のおくり名で、武候祠も元は諸葛亮をまつる祠だったが、明代に劉備をまつる祠と併合された。
武候祠の「劉備殿」には劉備、関羽、張飛の3人の義兄弟、その回廊には蜀の文官、武官それぞれ14体の像が並ぶ。その数はどの三国遺跡よりも多く、一つ一つの像が三国志のさまざまな場面を思い起こさせる。
劉備殿の奥にある「諸葛亮殿」は、諸葛亮とその子孫の像や、諸葛亮の発明品を展示している。敷地内にはさらに、劉備の墓「恵陵」や、三兄弟の像を並べた「三義廟」も建つ。