


敦煌での最終日、空港へ向かう車の窓から砂漠の朝日を眺め、私は静かに旅を振り返っていた。莫高窟の祈り、夜市の笑顔、鳴沙山の歌声――。そして何より、最初は不安そうだった妻と娘が、最後には「また来たい!」と目を輝かせていたことが何よりうれしかった。今回の旅で、私があらためて感じたのは、「中国旅行は驚くほど安全で、簡単で、そして感動的だ」ということだった。
治安は驚くほど良く、街は清潔
まず強調したいのは、治安の良さだ。夜市を歩いていても、深夜のホテル周辺を散歩しても、一度も危険を感じることはなかった。街灯が明るく、監視カメラが整備され、警察官も巡回している。「日本と同じくらい安心して歩けるかも」。妻も娘も驚いていた。日本人がよく行くアジアやヨーロッパと同じ感覚で気をつければ、心配なことはほとんどなかったというのが体感だ。
スマホで完結。キャッシュレスで超快適な旅
スマホ決済をする観光客 ※仮置き。著作権処理前。ここから借用》
旅の便利さでもっとも感動したのは、スマホひとつで何でもできること。現金を全く使わず、支払いも入場券の購入もQRコードで完結する。中国では「WeChat Pay(微信支付)」と「Alipay(支付宝)」が主流だ。出発前に日本で自分の銀行口座と連携しておけば、空港からホテル、レストラン、タクシー、土産物店、どこでもスムーズに支払いができる。
ダインロードは下記のサイトが参考になる。旅行前に自分のスマホの中に入れておくと安心だ。
https://www.smbctb.co.jp/globalcompass/business/china-cashless/
https://jp.trip.com/guide/phone/%E4%B8%AD%E5%9B%BD+%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88.html
https://jp.trip.com/guide/phone/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%9A%E3%82%A4+%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9.html
最初こそ設定に少し戸惑ったが、一度使えばその便利さに手放せなくなる。現金を持たずに旅できるという安心感――これも中国旅行の大きな魅力だ。
旅行サイトで簡単予約、驚きの安さ
航空券、ホテル、現地ツアーまで、今ではスマホ一つで簡単に手配できる。私たちは今回、[Trip.com](https://jp.trip.com/)を利用した。敦煌までのフライト、ホテル、現地ガイドツアーをすべてスマホで予約。価格も想像以上に手頃だった。中国国内の移動は高速鉄道も便利で、チケットの予約もスマホのアプリで完結する。
ネット情報も便利だが、やはり信頼できる公式情報源があると安心だ。関西在住の方ならぜひ立ち寄ってほしいのが、「中国駐大阪観光代表処」(https://www.cnta-osaka.jp/)。JR難波駅直結のビルにある。敦煌だけでなく、中国各地のパンフレットや地図が無料でもらえる。展示スペースには美しい写真や模型が並び、担当職員が丁寧に相談に乗ってくれる。
旅を終えて――中国は“近くて深い”
帰国後、妻がふと呟いた。「中国って、思っていたよりずっと近い国だったね」。娘も続ける。「人が優しくて、歴史があって、ごはんがおいしくて、全部スマホでできちゃう。こんな国、なかなかないよ」。2人に中国旅行を勧めた私は誇らしくなった。仕事で訪れていた北京や上海しか知らなかった自分にも、敦煌という新しい扉が開いた。今回の旅で、私たちが見たのは“観光地としての中国”だけではない。そこに暮らす人々の笑顔、文化を大切にする心、未来へ向かって進むエネルギー。そのどれもが、かけがえのない出会いだった。
おわりに
私たちの敦煌の旅は幕を閉じた。だが、心の中では、忘れられない光景が今も息づいている。砂漠の風、夜市の笑顔、鳴沙山の歌声――すべてが「また来てね」とささやいているようだ。
この連載をお読みくださり本当にありがとうございました。少しでも「中国行ってみたい」と感じたなら、その気持ちこそが、旅の第一歩です。中国は、想像よりもずっと近くて、ずっと優しい。そして、あなたを待っています。行ってらっしゃい!
※私の次の目的地は北京。最大の観光名所である故宮博物院は今年創立100周年を迎えました。それを記念し、9月30日から12月30日まで、故宮博物院の発展の歩みをあらゆる角度から紹介する特別展が開かれています。中国美術史上、最高の名画と言われる〝あの作品〟も展示されています。旅の記録を、近日中にここでまた報告できたらと思っています。