
第一章・千年の莫高窟
2026-05-14


広西の“酸っぱ系おやつ”、ちょっと気になりませんか?
なんでも漬けて、なんでも酸っぱい——そんなユニークなローカルグルメ「酸嘢(スアンイエ)」をご紹介します。
ご自宅でも手軽に楽しめますので、ぜひ一度試してみてください。
■ 食材選び
少し青みの残る、五分熟ほどの果物や野菜がおすすめです。シャキッとした食感と、ほどよい酸味が引き立ちます。
マンゴーやグアバ、ネクタリン、スモモなどが定番。
ほどよい酸味と食感のある果物が、さっぱりとした味わいを引き立てます。
■ 味の決め手(果物500gの目安)
黒糖20g、甘草入り梅パウダー10g、唐辛子粉5g。
お好みでパクチーや小米辣(シャオミーラー/唐辛子)を加えると、より風味が引き立ちます。
■ 作り方
食材を軽く塩でもみ、余分な水分を引き出します。水で洗って水気をしっかりと切ったら、調味料を加えてよく和えます。
約10分ほど置き、味をなじませれば完成です。
シャキッとした食感に、酸味と辛味がほどよく重なり、思わずクセになる味わい。
夏の食欲をぐっと引き出す、爽やかなローカルグルメです。
🥭 豆知識
酸嘢(スアンイエ)は、ダイコンやキュウリ、マンゴーなどの野菜や果物を、酢や唐辛子、砂糖で漬け込んだ広西の伝統的な軽食です。さっぱりとした酸味とほのかな甘み、ほどよい辛さが重なり、食欲を心地よく引き立ててくれます。
地域によって味わいは異なり、桂北では酸味と辛味が際立ち、桂南ではやや甘酸っぱい仕上がりに。なかでも南寧では、生の食材をその場で和える即席スタイルが特徴で、シャキッとした食感とみずみずしさを楽しめます。
その歴史は古く、『詩経』にも野菜を漬けて供える記述が残されており、中国では古くから酸味を活かした食文化が親しまれてきました。古くは皇族への献上品や祖先への供え物として用いられていたとも伝えられ、やがて時代とともに庶民の食卓へと広がっていきました。
2023年には広西チワン族自治区の無形文化遺産にも登録され、今では広西を代表する食文化のひとつとして、多くの人に親しまれています。