
雲の上の避暑地 貴州・六盤水
2026-08-13


鈞州猪脚粉(豚足米粉)は、広西・北部湾地域で親しまれる定番の朝食。
豚足のとろりとした食感と、海の旨みを感じる澄んだスープが合わさり、やさしくも奥行きのある味わいが特徴です。
その起源は、かつての港町・欽州の埠頭にあります。労働者たちが手頃な食材で栄養を補うため、豚足と海産物を一緒に煮込んだのが始まりとされ、そこから「海と大地の旨み」を活かした一杯へと発展しました。
現在のスタイルは、1980年代に確立された揚げ豚足の技法によって形づくられました。その製法は、2016年に欽州市の無形文化遺産に、さらに2021年には、広西チワン族自治区の無形文化遺産にも登録されています。
地元では「一日でも欠かせない味」として親しまれる、朝の定番。やさしいコクが、静かに一日を整えてくれる一杯です。
🍖 猪脚粉の三つの魅力
その1 黄金の豚足
一度揚げてからじっくりと煮込むことで、表面は香ばしく、中はとろけるような食感に。脂身と赤身のバランスも絶妙で、口の中でやさしくほどけていきます。
その2 海と大地が重なるスープ
豚骨に北海産の干し沙虫(シャチュン)を合わせ、時間をかけて煮出したスープは、白濁したコクの中にほのかな海の旨みが広がる、奥行きのある味わいです。
その3 欽州ならではの米粉
地元で親しまれる「切粉」と呼ばれる平たい米粉は、さっと湯にくぐらせるだけでなめらかに仕上がり、スープをしっかりと含みながらも崩れにくいのが特徴です。
🍜 猪脚粉の基本レシピ
■ 主な食材:豚足、干し沙虫、切粉、黄皮醤(柑橘の果皮を使った、さっぱりとした甘酸っぱいソース)、紫蘇
■ 調理の流れ
1.豚足の下ごしらえ
下処理をした豚足を高温の油で揚げ、表面に香ばしさを出します。
その後、香辛料を加えた煮込みダレでじっくりと火を通します。
2.スープを仕込む
豚骨と干し沙虫を煮込み、旨みを引き出した白濁スープに仕上げます。
余分なアクを取り除きながら、コクを引き立てます。
3.仕上げ
米粉をさっと湯にくぐらせて器に盛り、豚足をのせてスープを注ぎ、紫蘇を添えて完成です。
😋 おいしさのポイント
豚足は高温で揚げることで、外は香ばしく中はやわらかく仕上がり、スープには沙虫を使うことで、自然な旨みが引き立つ
👍 欽州流、猪脚粉の楽しみ方
①まずはスープから
最初の一口は、スープをそのまま。海と大地の旨みが重なった味わいを、じっくりと楽しみます。
② 黄皮醤で味に変化を
豚足は黄皮醤をつけていただくのがおすすめ。さっぱりとした風味が加わり、味に奥行きが生まれます。
③ 酸辣のアクセントをプラス
地元で親しまれる唐辛子を加えることで、ほどよい辛味と刺激が加わり、味わいが一層引き立ちます。