7月20日から8月20日まで、「大運河」をテーマとする観光プロモーションを実施致します。
京杭大運河は万里の長城と並び、中華民族の文化のシンボルです。
北京から杭州までを結ぶこの運河は世界でもっとも古く、長い人工運河で、2500年前の戦国時代から開削されました。その後、隋の時代に大きく整えられ、それ以降の王朝でも持続的に整備されてきました。総延長は約1800㌔に及び、長さからいうとスエズ運河の10倍、パナマ運河の20倍の長さを誇ります。
2002年、中国南方地域の水を北方地域に送り慢性的な水不足を解消するプロジェクトである「南水北調」東ルートのプロジェクトに、この運河の再整備が盛り込まれました。2014年の第38回世界遺産委員会で、京杭大運河を含む「中国大運河」は、シルクロードなどとともに世界遺産リストに登録されました。世界文化遺産として登録された大運河区間の全長は1011kmです。
大運河は北京、天津、 河北、河南、山東、安徽、江蘇、浙江の6の 省と2の直轄市を通過し、海河、黄河、淮河、揚子江、銭塘江の五大水系とつながり、歴代王朝でもおおいに活用され、現在も中国の大動脈として利用されています。
プロモーション期間中に、大運河とその沿線都市の魅力をお届けいたします。