第十期---民族盛装 ~

ご挨拶


 雄大な中華、悠久なる歴史、豊かな文明。広い中華の大地で、各民族の労働・生活・繁殖は遥か昔の古代から始まりました。異なる民族、異なる地域の文化は無数の撞撃と融合を通じて、和而不同(和して同ぜず)、多元一体の中華文明を構築してきました。その長い歴史の過程で、各民族は独特で特色ある伝統的な文化、有形文化だけでなく、無形の精神文化を創り出し伝承しながら、異なる角度から世間に向けて、各民族の発展の歴史、文化の心、倫理道徳と美の理解と意識を表してきました。
 服飾は人類の生活要素の一つで、人類文明のシンボル的なものとも言えます。一種の社会の文化形態として、服飾はすでに物質文明の結晶であり、精神文明の象徴であります。服を身に纏うその時から、人々は自分の生活習慣、美の理解や趣味、色彩の好み文化意識および宗教観念を装いの中に集積するようにしました。中国は56の民族でできた大家族であり、それぞれ特色溢れる民族の服飾はまるで56色の美しい色彩を塗っているようで、眩しく煌めく神州の大地に、中国服飾文化の新しい景観を創りだしています。
 美しく上品である漢族の漢服、豪放な蒙古族の袍服、艶やかな苗族の髪飾り、イ族の緻密な刺繍、見目麗しいチワン族の織物、眩いカザフ族の塔克亜(女性用の帽子)、色彩豊かな土族の花袖、神秘的なサラ族の蓋頭(女性が頭に巻く赤い布)、奇抜なドアン族のベルト……本展では中国の多彩で華やかな民族衣装を借りて中華民族の歴史変遷、経済発展、文化の進化に関する壮大な絵巻を紹介します。



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