第五期---竹文化に宿る東方美学(五) ~

ご挨拶


 七千年前に河姆渡(かぼと)の人たちが竹制品を使ったのを皮切りに、中国人は竹と深い縁を結んで来た。
 从七千年前河姆渡人使用竹制品开始,中国人就与竹结下了不解之缘。

 竹は中国では君子とみなされている。「竹色君子徳」、古人癡竹如命、以竹追思君子、見竹如見君子。竹は中国で、植物界の清流であり、竹の色は四季折々によって変わらないし、その数が多くなってきたら空を覆うことさえもできる、観賞性と実用性を兼ね備えている。冬と春の竹は得難い食材であり、中華の飲食文化を極めて豊富にした。竹はすらりとしていて、生活や労働の道具や芸術の材料である。中国では「竹文化」ということがある。それは中国人の衣、食、住、行、娯楽に浸透したり、文学、音楽、絵画、宗教、民俗、園林の跡に浸潤したりしている。
 竹在中国,被视为君子。“竹色君子德”,古人痴竹如命,以竹追思君子,见竹如见君子。竹在中国,是植物界的一股清流。竹色四时不移,成荫蔽日,观赏性与实用性兼具;冬春两季竹是难得的食材,极大地丰富了中华饮食文化;竹子挺拔修长,是生活劳动工具与艺术创作的上佳材料。竹在中国,为中华文化增添了一种特有的类别——“竹文化”,它渗透在中国人衣、食、住、行、娱的肌理中,浸润在文学、音乐、绘画、宗教、民俗、园林的印痕里。

(一)苍翠静怡「竹の境」
 中国の浙江省安吉、貴州省赤水、四川省宜賓などの地で、1万ムーの翠竹が生えており、竹林が海になっている。
 “竹之境”苍翠静怡,自中国的浙江安吉、贵州赤水、四川宜宾等地,生长着万亩翠竹,竹林连片成海,蔚为壮观。

(二)空霊悠揚「竹の声」
 「簫は長短さまざまな竹管で作られ、鳳凰の羽のように広がっている」。箏、築、笙、はんに至るまで、竹制楽器は絶えず中国民楽のメロディーを豊かにしている。
 “竹之声”空灵悠扬,从“舜作萧,其形参差,以象凤翼”,到筝、筑、笙、竽,竹制乐器不断丰富中国民乐的旋律。

(三)久遠精深「竹の芸」
 『詩経』に「淇水の奥地に、緑の竹林があって動物の奇声がする」の詩句から、鄭板橋、白居易などの名家にリードされて中国の長盛不衰の画竹、詠竹の風に至るまで、竹は中国の審美世界の中で永遠に輝いている。
 “竹之艺”久远精深,从《诗经》中“瞻彼淇奥,绿竹猗猗”的诗句,到郑板桥、白居易等名家引领下中国长盛不衰的画竹、咏竹之风;竹在中国的审美世界里永远熠熠生辉。

(四)多種多様「竹の利用」
 蘇東坡の「むしろ肉がなくて、竹がなくてはいけない」という感慨から、現代各類の竹製品の品薄に至るまで、千年余りの変遷を経て、竹の内包と外延は絶えず広がり、竹と一緒になることはすでに生活態度だけではなく、更に情愛になって人の心に深く入り込んでいる。
 “竹之用”广泛多元,从苏东坡“宁可食无肉,不可居无竹”的感慨,到当代各类竹制品的走俏,经历千余年的演变,竹的内涵与外延不断拓展,与竹为伴早已不只是一种生活态度,更成为一种情怀深入人心。

 「流れがさらさらと竹林を揺らす」。今回の展示を契機に、竹の世界に入り、東洋の審美の中で竹の美しい境地を感じてみよう。展示の終わりに、竹と一緒に暮らしたり、竹を命のように愛したりする「君子」がいる。この「竹の使者」は一体誰だろうか?
 “龙吟细细,凤尾深深”。让我们借着本次展览,一同走进竹的世界,感受东方审美下,竹的优美意境。展览尾声,还有一位以竹为伴、嗜竹如命的“君子”,这位“竹之使者”会是谁呢?


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