高さ200mほどの赤茶けた山の頂に建っています。チベット語で「母子宮殿」を意味するこの建物は、チベットで最も古い宮殿と言われています。紀元前2世紀に初代西蔵王が天から降臨し、礎を築いたという伝説にまで遡ります。その後何度も改修が行われ現在では創建当時のものは残っていませんが、3階の望楼や山の頂からは黄金色のじゅうたんを敷き詰めたような青稞(チベット麦)畑や起伏に富んだ山河が一望できます。