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世界遺産登録:2000年安徽省南部の古村落 : 西遞、宏村
あんきしょうなんぶのこそんらく : せいてい、こうそん

 安徽省黄山市に位置する西遞、宏村という2つの伝統的な古村落は、代表的な徽派建築で、ほとんどが19世紀に消滅したり、姿を変えてしまったりした中国古代農村の面影を残している。道の様式や旧建築、装飾物、給水システムなどが整備された住居群は、特色の強い文化遺跡である。

安徽省南部の古村落
世界遺産 黟県宏村
世界遺産 黟県宏村
世界遺産 黟県宏村
世界遺産 黟県宏村
世界遺産 黟県宏村
世界遺産 安徽省古村落-西逓、宏村
世界遺産 黄山市-宏村
世界遺産 安徽省古民居
世界遺産 安徽省古民居
世界遺産 安徽省古民居
世界遺産 安徽省古村落ー西逓、宏村
世界遺産 黄山市-宏村
世界遺産 安徽省古村落-西逓、宏村

 「西遞」は黟県の県城から8kmのところにあり900年以上の歴史がある。古くは胡氏一族が暮らしていた土地で、凌雲閣、刺史牌楼、瑞玉庭、桃李園、東園、大夫第、敬愛堂、履福堂、青雲軒、膺福堂など明清の旧民家124棟、祠3棟があり「中国明清民家博物館」と呼ばれている。村全体が船形をしており、四方を山に囲まれ、2 本の渓流が村を貫いている。道は石畳で水路に面し、素朴ながら気品ある木造建築はレンガの堀で囲まれている。村の入口にある5階建て3棟の胡文光刺史牌坊は、明代の建物で、胡氏一族の輝かしい地位の象徴である。村の中央に位置する敬愛堂は村に現存する最大の祠で面積は1800㎡ある。

 「宏村」は黟県の県城から北東10km に位置し、南宋の紹興元年(1131 年)に建造され始めた。古くは汪氏一族が暮らしていた土地で、明・清時代の旧建築物137 棟が現存している。高い所から見ると山の渓谷に寝そべる牛のような形。村落には旧民家の白壁や瓦が整然と並ぶ。中でも承志堂は2000㎡以上を占め、その広大で美しい姿は「民間故宮」と呼ばれている。堂内には様々な木彫りの彫刻があり、精巧で生き生きとした様子は、現在でも輝きを失っていない。また、敬修堂、東賢堂、三立堂、叙仁堂も風格があり、素朴ながらも厳かである。さらに、空高く聳える古木や、藤の老木、庭の牡丹などによって少しずつその絵のような情景にひきこまれる。またこの土地は一年を通して霧に覆われることが多く名実ともに「水墨画の世界」である。



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